昔から日本で使われ続けている風呂敷は、包みの文化の象徴とも呼べる存在です。
しかし昨今では包むだけでなく、バッグに利用したりタペストリーとして飾ったりと
さまざまな使用方法があります。
とくに風呂敷バッグはその種類も豊富で、代表的なリーフ包みやボストンバッグのような
ボストン包み、取っ手部分をねじってあるのが特徴的なツイスト包みやクレープ包み、
巾着包みなどの包み方のバッグがあり、さらには風呂敷二枚を使ったリュックなども
作成することが可能です。

ボストンバッグとは?いつどこで生まれた?
真っ先に思い浮かぶのはアメリカの地名のボストンだと思いますが、
実はボストン大学から取られているんです。
ボストン大学の生徒が旅行で愛用していたバッグだからボストンバッグ。
分かりやすいですね。
そんなボストンバッグが日本に入ってきたのは1924年のこと。
当時は口金で開閉する革製のもので、現在広く使われているチャックのものは
日本に広まった昭和27年頃に入ってきました。
昭和に入ってからは、従来の革製に加えて合成皮革や布を用いたものも
開発されたりと、日本に浸透してきたことが伺えます。
工夫次第でアレンジが楽しめる風呂敷
また取っ手部分を布で作らず、別売りの取っ手やリングなどを使用しても
アレンジが効いて素敵ですし、リングや取っ手は風呂敷と一緒に
セットで売られていることもあります。

このようにさまざまな包み方の中から、その時の服装や用途に合わせて使い分け、
自由にアレンジしておしゃれを楽しむと良いでしょう。
また鞄の中に入れておき、いざというときに取り出して、
バッグとして使うというのも良さそうです。
旅先や買い物帰りなど、思いの外荷物が増えるタイミングは
しばしば見られます。
風呂敷はエコバッグ同様、鞄の中に入れておいてもかさばらず
重さもない上、どんな形の物でも包むことができます。
最近では両面風呂敷で可愛い柄もかっこいい柄も豊富に出ていますので、
品良く使う事で古さなど感じず、オシャレに見せることができる優れものです。